フォークリフト用ドライブレコーダー
- 長時間記録でコンパクト
- 危険運転や衝突などを映像で記録し、職場環境の改善に役立てます。
ドライブレコーダーの特徴
上書き消去を減らす、たっぷり長時間記録
常時記録とイベント記録により、最大114時間記録が可能。上書き保存によるデータ消去を少なくし、SDカード交換の手間も軽減します。記録したデータは30分毎に1ファイルになります。
- 最大114時間
- (15fps・画質低を設定した時)
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・常時記録
キーONからキーOFFまでの間、連続して作業状況を記録し続けます。
日常の作業ルール確認や、フォークリフトと作業員が交錯する危険な場所の調査などに活用できます。 -
・イベント記録
フォークリフトに何らかの衝撃があった場合、内蔵された加速度センサー(Gセンサー)が感知して「イベント記録」として保存します。事故やヒヤリハットなどを確認するときに便利です。
2つのカメラで作業状況をしっかり録画
前方用・後方用の2つのカメラを標準で装備。広角撮影で、常にオペレーターの操作状況と荷物の状況を同時に記録します。
屋外の荷役作業に対応した防水防塵設計
降雨や降雪などの屋外作業にも耐える優れた防水防塵設計です。またマイナス10°Cの低温環境にも対応しています。
設置場所を選ばないコンパクト&軽量
本体は手のひらに乗るコンパクトサイズで、しかも軽量。荷役レバー横など限られたスペースにも設置できます。
専用ビューアー概要
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前方・後方カメラ映像
荷役作業の状況を映像で確認。クリックで再生中の映像を拡大して見ることもできます。
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バックアップ変換機能
記録ファイルは、動画(AVI形式)や、静止画(BMP形式)ファイルへ変換し保存が可能。安全教育などで活用することができます。
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機能ボタン・再生ボタン
機能や設定をボタン表示。再生ボタンでは、コマ送り・逆再生・前後のファイルへジャンプすることも可能。
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G センサーグラフ
前後・左右・上下の方向に検知した衝撃を波形で表示します。
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記録ファイル一覧
専用SDカード記録可能時間(目安)
フレームレート 画質設定 記録時間 15fps 低 114時間 中 86時間 高 86時間 30fps 低 76時間 中 58時間 高 46時間 ●Microsoft、Windows、DirectXは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。●Intel Coreは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の登録商標または商標です。
- ビューアーソフト必要動作条件
- ●OS:Microsoft® Windows® 7/8/10 ●CPU:Intel Core i3 2.7GHz以上 ●メモリ:4GB以上●HDD空き容量:1GB以上 ●その他:パソコンとSDカードリーダーライター(SDXC対応)は、お客様にてご用意ください。DirectX 9.0以降がインストールされている必要があります。
製品仕様(主要構成機器)とご利用上の注意
レコーダー本体
本体寸法 | W105×H22×D62mm |
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質量 | 145g |
電源電圧 | DC12V |
消費電流 | 500mA |
内蔵機能 | Gセンサー |
記録メディア | 専用SDカード128GB(SDXC規格) |
保護構造 | IP65 |
使用周囲温度 | -20°C~+60°C |
前方カメラ・後方カメラ
本体寸法 | W28×H41×D39mm |
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質量 | 48g(1個) |
消費電流 | 500mA(1個) |
映像素子 | 1/4インチCMOSイメージセンサー |
総画素数 | 46万画素 |
画角 | 水平110°垂直55°対角130° |
保護構造 | IP68 |
使用周囲温度 | -20°C~+60°C |
マイク
本体寸法 | W25×H20×D18mm |
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ケーブル長さ | 4m |
質量 | 26g |
消費電流 | 500μA |
保護構造 | IP53 |
使用周囲温度 | -10°C~+55°C |
DC-DCコンバーター (RDR3-P021に付属)
本体寸法 | W64×H18×D32mm |
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質量 | 164g |
入力電圧 | DC12V、DC48V |
出力電圧 | DC12V |
保護構造 | IPx3相当 |
使用周囲温度 | -10°C~+80°C |
専用SDカード
専用ビューアーソフト
【その他付属品】2.5m電源ケーブル・5mカメラケーブル・マジックテープ・両面テープ・防水テープ
ご利用上の注意
- 本製品の取付けとご使用は、必ず取扱説明書に従ってください。
- 本製品は、常時録画・録音で映像と音声を記録する装置ですが、すべての状況において映像と音声を記録することを保証するものではありません。
- 本製品の取付けは販売店にご依頼ください。
- フォークリフト運転中に、本体や点灯・点滅するランプ、カメラ等本製品を注視しないでください。前方不注意による事故の原因となる恐れがあります。
- 本製品は、日本国内仕様です。海外ではご使用にならないでください。
- 本製品は品質改良のため予告なく仕様および外観を変更することがあります。
- 掲載されている商品の色は、印刷の特性上、実際の色と異なって見えることがあります。
ドライブレコーダーの記録解析
ドライブレコーダーの記録解析を行うことで、以下のことが可能になります。
- 作業中のヒヤリハットの発見
- 運転者のルールに則った運転操作の確認
- フォークリフトの車両状態、適正な仕様の確認
- 作業現場環境に問題がないか確認
現状解析でこんなケースを発見
1.段差を乗り越えた衝撃で運搬中の荷が落下!
- 状況
- 折りたたみ式ロールコンビテナーをまとめて搬送中、走行スピードを緩めることなく段差を通過したため、その衝撃でロールコンビテナーが落下した。
- 予想されるリスク
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- 荷の破損により、修繕費が発生
- 近くにいた他の作業者に落下した荷がぶつかり負傷
- フォークリフトが落下した荷に乗り上げてしまい、フォークリフトが横転、運転手が負傷
- 推奨対策
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- 路面の凸凹を修繕する
- 安定した積荷方法の検討し、その手順方法を教育で徹底させる
- 構内制限速度の遵守を指導する
2.突然現れたフォークリフトに急ブレーキ!
- 状況
- リーチフォークリフトで倉庫内の通路を後進、交差点に差し掛かったところ、別のフォークリフトが突然現れたため、急ブレーキをかけた。
- 予想されるリスク
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- 急ブレーキによる運転手の投げ出され、負傷
- 急ブレーキによる、積荷の落下・破損
- 推奨対策
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- 交差点など衝突・接触の危険のある場所での一時停止、指差し呼称の厳守
- 交差点にミラー、接近センサーの設置
- フォークリフトへの前進・後進チャイムの設置
3.エンジンをかけたままで荷崩れを直している
- 状況
- ピット上に荷を降ろそうとしたところ、荷崩れしていたので、運転手はエンジンがかかったまま、フォークリフトに登って、荷物をを直していました。
- 予想されるリスク
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- フォークリフトが動き出し、運転手が転落または車体とマストに挟まれて、負傷
- 荷の落下による荷の破損
- 運転手が足を滑らして落下、負傷
- 推奨対策
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- 運転席以外には乗らない(登らない)ことを指導・徹底する
- 運転席を離れる時は、パーキングブレーキをかけ、レバー類を中立にし、フォークを最低下降位置に置き、キーを抜いてから離席することを指導・徹底する(その状態で荷崩れを直す)
- 不安定な荷は、荷崩れしないよう固定する
このような様々なヒヤリハットのケースを元に、対策を立てていくことが現場の安全レベルアップに効果が高いと考えています。
また、当社で販売している社内教育セットと組み合わせることで、単なるヒヤリハットの共有だけではなく、その問題の原因までさかのぼって必要な知識や運転操作方法の教育を行うことができます。
- フォークリフトの危険性について
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テキスト「第1章はじめに」から
フォークリフトの労災統計データかや起こりやすい事故の型などを知ることで、安全意識を高めます。
- 危険な運転操作(ケーススタディー)
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ドライブレコーダーの記録データから
実際の記録データを見て、どんな危険があるか、どんな対策があるかを考えてみます。
- フォークリフト運転操作方法の復習
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テキスト「第3章フォークリフトの運転操作」から
フォークリフトの運転操作方法をもう一度学ぶことで、間違っていた操作・作業の改善を狙います。
- 豆テスト
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フォークリフトの運転操作についての豆テスト
テキスト第3章の内容から簡単な確認用の問題を用意。知識の定着をはかります。